「アリータが悪いのではない、俺が悪いのだ」(アリータ感想)
22日に公開された「アリータ バトルエンジェル」の評価が高いようで、
僕も昨日見てきたので感想を書きたいと思う。
しかし、この映画を見るにあたって最悪のコンディションで見に行ったことを謝罪したいと思う。
この前日に温泉旅行に行った記事を上げたわけだが、その前日年甲斐もなく、深夜遅くまで飲み明かし、脳みそがシェイクされた状態で、車を五時間運転*1して帰路に就いたのだ。
そんなコンディション最悪の状態で帰宅後も眠らずに筋トレに行き、レイトショーのアリータを見に行ったのだ。
つまるところただの言い訳だが、頭の回転がゴミのような状態でみる洋画は内容の半分も頭に入ってこない。
アリータは悪くない。俺が悪いのだ。
全てを書いてから見直してみましたが、今までの中で最も面白みにかける駄文です。
読み飛ばしを推奨します。
あらすじ
天空に浮かぶユートピア都市”ザレム”とザレムから排出された廃棄物が体積して山をなす荒廃した屑鉄町”アイアンシティ”の二つの世界が舞台。
ある日サイバー医師のイドはクズ鉄の山から少女の頭部を拾い上げる。なんと彼女は300年前のサイボーグだった。
長い休眠状態により記憶を失っていたが、イドによって新たな機械の体と”アリータ”という名をもらう。
アリータには自分でもコントロールできないほどの戦闘能力が備わっていることに気づき、実は300年前の戦闘兵器だった。
果たして、アリータの過去には何があったのか?二つの分断された世界の秩序を前にアリータは何を思い、世界に立ち向かうのか。
(引用:公式サイト一部改変)
原作は漫画でも人気の『銃夢』です。
僕は未読ですが、今後読んでみようと思います。
原作が漫画ものの作品は数多くありますが、これは設定が凝っているタイプのものなので、失敗はしずらいタイプ。
その代わり、難しい単語がたくさん登場するのでそういった単語をあらかじめ履修しておくとすんなりと理解ができる作品ですね
みどころ
今回の映画で推すポイントは「アリータ自身の成長」と「アクションシーン」です。
「アリータの成長」について
アリータは最初記憶も体もない状態からスタートします。
それゆえ、記憶にはないはずの戦闘能力に戸惑いつつも街の生活になじんでいきます。
はじめは少女としての顔をよく出しつつも、中盤では力に振り回される子供に、終盤では過去の記憶も相まって戦士としての変貌を遂げます。
そういった意味で一つの作品内で一人の人物の変化を追って行けたのはとても印象的でした。
また、肉体の変化についてもリンクしており、前半部では自分の元の体ではなく、すこし幼い体を与えられます。それゆえ、顔面とのなんともいえぬアンバランスさに違和感を感じることでしょう。
しかし、後半で自分本来のボディを手に入れてからは一転、大人びた表情となり頭とのバランスもとれていて安心して見ることができました。
前半はアリータを見ていて、後半になってようやく主演のローサ・サラザールが登場したといった感じです。
アクションについて
言わずもがな評価する必要などないのだが、ぞっとしたシーンが多かったです。
何よりも評価したいのは、肉体がロボットゆえのアクションの多さ。
通常のバトルアクションだと考えられないほどに、技の種類が豊富の上、機械の体ゆえのダルマになるまで続く残虐ファイト。
アリータの特に特徴のないタイプのドールゆえの戦い方が見所ですね。
一番初めに構えたときには鳥肌が立ちました。
一番お勧めしたいのはメカ大好きっていう人には激押し!!
ただし、モーターボールズというゲームに競技性などない。全員殺せばゲーム勝利する。それだけは覚えてる
登場人物
アリータ(ローラ・サラザール)
前半部と後半部で大きく印象が変わる。
前半の顔面の不自然さはまさにロボットぽい。っていうかロボット。
悪くいってしまうと、現実世界に迷い込んだディズニーキャラクター感がすごかった。
目の下の模様は生き物との決別を表しているのではないだろうか。(よく知らない)
眉間のしわは完全にディズニー
イド(クリストフ・ヴァルツ)
イドの武器を愛せ。
古典的な技術を使いつつも、武器としての性能を保ち、まさにハイテク界における芸術骨董品といえるだろう。
イドについてのコメントはない。
チレン
アリータとの間に母としての愛情云々の話があった気がするけど、そんなことをどこで感じたのか理解が及ばなかった。
あの時の体はすでにアリータのものだ。アリータのものではないぞ(映画を見ないとわからない発言*2)
ベクター
最初出てきた時のかませ感がすごかったが、退場の仕方もザ・かませだった。
こいつは果たしてベクターという説明であっているんだろうか
モーターボールズの責任者の癖にバトルシーンは自分のオフィスにいるの草。
ヒューゴ
バイクの乗り方が素敵だ。
彼のセリフは最初から最後まで意味深さがすごい。聞き逃すな。*3
いつも思うが、海外映画の恋愛要素への違和感がすごい。
アリータとのキスシーンは???でいっぱいだった。恋愛とは何なのか。
後半は完全にオールニードイズキルのアーマー。
アリータを成長させてくれて圧倒的感謝
ザバン
アダマンタイトブレードが自慢の人。
けど、そのブレードで切った人間はたったの三人
うち一人は・・・・
アダマンタイトブレード
本作のヒロイン。
何度もザバンの手元から離れているので、もはや一人の登場人物
もっとアダマンタイトブレードを愛せ。
グリューシカ
登場シーンが完全にアサシングリード。
後半は完全にトランスフォーマーのメガトロン
体が大きいから強いという典型が素晴らしい。アンバランスさがたまらない
ハンター「スクリューヘッド」
グラマラスなハンター。最後まで何がスクリューヘッドなのかわからなかった。
腕が四つあったからフォースアームズとかに改名すべし。
ハンター「ハウンドドッグ」
犬大好きおじさん。
登場シーンこそ少ないが、犬への愛情において右に出るものはいない。
ぜひとも「犬と私の50日間」という続編が望まれる。
おわりに
満足はしましたが、僕の脳みそが足りずに100点満点中70点
クオリティーは満足しましたが、展開についていけなかった。
ゆっくり見直して、続編が出ることを待機していたいと思います。
次見る映画はおそらく「飛んで埼玉」だと思われる。