「奴はすべての千葉を過去にした」(翔んで埼玉 感想)
先ほど、『翔んで埼玉』を視聴完了しました。
今日更新してすぐですが、記憶に残っているうちに記事を書き終えたいので、手がかじかんでいる状態を我慢して文章を書かせてもらいます。
ハッキリと僕から言えることは翔んで埼玉をすぐに見ろ!!!
ということです。
伝説の埼玉ディス漫画を実写化したわけですが、ディスがひどすぎて埼玉への愛があふれる作品でした。
あらすじとかいいから埼玉をディスれ
なぜ、そこまで埼玉をディスるのか。
何よりも参考にしてもらいたいのは1月3日に放送されていた『秘密のケンミンショー」の埼玉分割問題。
これを確認すれば、いかに埼玉県民が埼玉愛を感じづらいかが理解していただけるかと思う。
動画でないのであれば
なぜ埼玉県民だけがディスられても平気なのか?: 今こそ、日本中に伝えたい。独自に育まれた埼玉県の常識!
- 作者: 鷺谷政明
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2018/11/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
こちらを参考にしてもらえばいいかなと思う。
ここで簡単に説明するのであれば、埼玉は大きくに分割でき、南は東京の傘下、北はほぼ群馬県として扱われていることで、「埼玉県」という意識が低すぎることが問題なのである。
それゆえ、叩けばほこりが出るわ出るわといったようにディスが止まらないのである。
翔んで埼玉をみるということ
今回の映画を総評して言うと
「お前はまだグンマを知らない」を見ているかと思ったらどこぞの大河ドラマに連れていかれ、気付いたら「プリンセストヨトミ」だった。
という感じだ。
ついつい笑ってしまうようなディスがあると思いきや、その先には埼玉への愛を感じ始め、やがてはすべてが埼玉へと染まってしまっていたという謎の錯覚を起こされた。
愛知県民の私もついつい埼玉県民であったかのような錯覚を受けてしまったのだ。
埼玉ははじめ、『暗殺教室』のエンドのE組みたいな扱いを受けるところからスタートして、ついつい笑ってしまったが、よくよく考えてみると、埼玉を死ぬほど馬鹿にしているけど、関東圏においては兄貴分なのでは?という違和感を抱いた。
しかし、それは想像の斜め上をいっていたのだ。
埼玉をディスるということは、その周辺の魅力のない関東三県など眼中にもなく、ディスられていたということである。
埼玉はメインで取り上げられるものの、茨城と群馬においてはディスれるだけディスっておいて、なんのフォローも入れずに、埼玉だけを持ち上げるという結果になっていた。
なんて恐ろしい埼玉ムーブ。僕じゃなきゃ気付かなかったね。
その割には、「埼玉には埼玉らしいことがないから~」とか言って、群馬や栃木、茨城で撮影を行うあたりがなんとも埼玉らしい。
下調べが激しいほど深くなる『翔んで埼玉』
この作品の恐ろしいところは知識がつけばつくほど直結的に面白くなるというところだ。
とにかく観客にお構いなしで、地元の身内ネタをぶち込んでくる。
しかし反面、少しでも知識を持っていればマウントを獲れて優越感に惹かれてしまうという恐ろしい心理作戦だ。
都会指数によってマウントをとっているところなど、ついつい笑ってしまった。
作中でなんでBL?というツッコミが入っていたが、これも細かい
さいたま市では昨年から「同性パートナーシップ制度」の導入が推進されている。
そういったところまで細かくつくられると思うと末恐ろしい。
ぜひとも友達と鑑賞するときは↓調べをしてから友人からマウントをとりたいものだ。
このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)
- 作者: 魔夜峰央
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/12/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (23件) を見る
あとがき
興奮が冷めぬうちにと思い、思いついた文章をただ書きなぐった。
筆者も秩父とかいろいろ言ったが、あまり思い出はない。
自然がよかったなぁと思った。
これを機会にもっと埼玉について知ってみたいと思う。
という小学生みたいな終わり方でこの記事の締めの言葉とさせていただこう。
合わせて読みたい!(嘘)