イタリア行きたい。

おおよそ誰の役に立たないブログを書いています。

そして俺は今日も銭湯に行くのだ。

昨日は銭湯に行ってきた。命のやり取りをするといっても過言でもない場所に行って無事に帰ってきた。

以前のブログでも風呂についての「二度目の風呂は無駄だからこそいい」という記述をしたが、僕は何かと風呂に入るのが好きだ。

 

部屋にあるユニットバスがいかに狭かろうが僕は入浴する。

 

風呂に入るという行為は、入るまでは非常に面倒くさいが風呂に入って後悔したことは一度もないからだ。

確かに準備が面倒くさいし、使用後の風呂掃除も面倒くさい。

しかし、それを上回るメリットがある。言葉で表すことができないようなよさがそこにあるのだ。僕の貧相な語彙力では表現できないがそれがいい。

 

さらにお勧めするのがスーパー銭湯だ。

銭湯というと中には古臭いイメージを持つ人がいるかもしれない。このブログに目を通す世代の方々ならわかると思うが、前時代的な考え方である。

 

今のスーパー銭湯はテーマパークである。昔ながらの銭湯の部分も内包しているが入浴客を楽しませるという気概を感じる。これは快適さを求めていた以前までの姿には感じられなかった部分だ。もはや、入って帰るという単発的な意味を求める時代は終わり、入浴し堪能するというスーパー銭湯そのものを楽しむ時代へとシフトチェンジしていった。

 

スーパー銭湯への愛はここでは語りきれないほどのものであるため、この回での記述はここまでにしておこう。

 

冒頭、私は”無事”帰ってきたと表現した。しかし”無傷”で帰ってきたわけではない。

銭湯というものは裸の男たちの戦場だ。よく言われるのはブツの大きさでのマウントの取り合い。完全に動物的本能における戦いとなる。

しかし、これに関しては生来のものであるためそこで勝とうが負けようが私は気にしない。最悪勝ちたいのであれば俺はどんな手でも使って、相手が勝負から逃げ出すように勝負することだってできるのだ。それをやってしまっては、私の社会的地位は落ちるところまで落ち、僕はその戦場に永遠に出禁になるであろうが。

 

私がこの戦場において勝負するのは生来のものなどではなく、努力によって覆すことができるもの。そう、筋肉である。その戦場において素晴らしき肉体を見せることができれば、オーディエンスは「なんて筋肉だ。これは道を譲らざるを得ない。」と言って道を開け、「なんて筋肉だ。これは桶風呂を譲らざるを得ない。」と言って桶風呂に入ることができるであろう。挙句の果てには「なんて代謝量だ。こんなサウナは入っていられない。」と言ってサウナで自分の周りから人は消えていく。

 

しかも銭湯というものは一般大衆の集まりの場。筋トレによって肉体を極まれし者たちは数少ないのである。かくいう私も一般の男性よりは筋トレを毛先ほどではあるがしている。そのため全自動的に(勝手に)マウントを獲れる立場にいたのだ。筋肉の最高の栄養とは己の肉体に酔いしれること。そうすることで、さらなるバンプアップの極みに到達することができるのだ。

 

しかし、今回の銭湯は色味が違ったのだ。それはいつも一緒に言っている友人Kだ。彼とは大学4年からの往来の親友で毎月会っては筋トレをし、たんぱく質を摂取し、銭湯へと行く仲であった。それゆえ、互いの筋肉に対する認識はある程度持っていた。

しかし、まんまと裏切られてしまった。まさか私が人生の間に「ブルトゥス、お前もか」に匹敵する言葉をつぶやいてしまうとは思わなかった。そう、最大の敵は身内にいたのだ。

やつの腹部にはバッキバキに割れた腹筋があった。その事実を見せられた途端、私の少しへこんでいるだけのお腹は他の一般大衆の彼らのそれと同じものへと下がっていき、私の筋肉は凡庸なるものになってしまったのだ。

私は、何とか銭湯にいる間腹部に力を入れ続け体裁を保ち続けようとしたが、そこにあるのはただの凡庸な筋肉、”凡筋”であった。私もチョコモナカジャンボのような腹筋が欲しかった。私はKに対して、「私の腹筋はお前のそれに比べたらブラックサンダーのようなものさ。」といった。

しかし、Kはあろうことか私の腹筋を馬鹿にするのではなく、「俺もお前のヒラメ筋には見張るものがあると思うぜ。お互いの筋肉のいいところをまねて高めていこうぜ。」

 

その一言を言われた瞬間、俺のブラックサンダーは力を失ったのだ。私が真に求めていたのは、ヒラメ筋でも腹筋でもなく、筋肉を高めて行ける友人だったのではないかと。

 

俺の筋肉は決して凡筋などではなかった。今後、羽化して蝶になる前の段階のだけであると。肉離れが治ったらジムへ行こう。気功整体のおじさんの話なんて忘れてしまおう。俺はこのビッグサンダーを蝶まで育てることが使命なのだな。と

 

そう俺は、激辛料理を食ってトイレから脱出できなくなった深夜2時55分この記事をトイレから更新したいと思う。

最後まで見苦しい文章を見せてしまい申し訳ない。俺は多分明日死ぬ。

 

気功整体おじさんの話は

coccoco.hatenablog.com

 

 風呂の話は 

coccoco.hatenablog.com