誰も見てない部屋の隅で
社会人になって二年の時間が経ちました。
日々、考えることを大切にしていた一年目と違い、二年目にはなんとなく時間が過ぎ去るのを待っているだけだなぁと感じています。
ある日、隣のデスクの同僚が僕の書いている文章をみて「すごいですね!すぐにそんなにたくさん文章を書けるんですね!」と言われた。
文章力にこそ自信はなかったけど、文量を稼ぐことは昔から得意だと自負している。読んだことない本をあらすじだけ読んで、読書感想文を書くのは大の得意だったし、一時期ブログをやっていた時期があったほどだ。中身のない文章を書くことなら任せてくれ。
そんなこともあり、また時間が流れていく。
そんな時に、Twitter(今は完全にこちらに移行している)のTLを流れてきた。「オモコロ」の「文字そば」という企画に目を引かれた。
およそ1000文字程度の文章を書きあげるという企画である。
それを見て、自分も中身のある文章を書けるようになりたいと強く感じた。まるで初恋の人に再会したような感覚だった。
脱線するが、自分に恋人はいない。大学生を卒業するときから心に決めている人はもういないのだ。
「恋人がほしいか」という問いに関しては一応「yes」と答えておこう。そうすればどこかにチャンスが落ちてくるのではないか。
そんな淡い希望を抱きながら今自分は毎日を生きている。しかしながら人間とは経験から学ぶ生き物である。
これまで二十年以上同じことを考えて生きてきたが、女子というものは、空から降ってくるものでも、街角でパンを加えてぶつかってくるものでもない。
それがあるとすれば、マリオカートのキラーくらいのものだ。僕は知っている。
正直、そんなありえない存在を待つくらいなら、マリオカートでやたらキラー追撃を行ってくる万年へたっぴな存在と付き合った方が早い。
そもそも前者のようなパターンで出会ったとしても僕は、コミュ障を発揮してしまい、どうせ何もしゃべれないであろう。
片っ端からフラグというものを叩き折ってしまうだろう。だったらまだ、隣でプレイするへたっぴガールを口説いた方が早いものだ。
そもそも、そんな存在がいるならこの話題にはなっていないだろう。間違いない。
自分が持てないのは顔面のせいだと、高校生の頃の自分であれば言っていたであろう。しかし今の自分であれば確実に積極的にいけない姿勢であると言えよう。
脱線してしまったが、結論としていえることは彼女が欲しい。