イタリア行きたい。

おおよそ誰の役に立たないブログを書いています。

床屋にひとつのロマンを感じた男の話

任侠学園を見ました。最近やくざさんというかああいったアングラの世界の片鱗について昔ほど偏見を持たずに一遍だけでも理解してきた気がします。いや未だにわからんことは多いけども。

今回の記事の内容とは何の関係もない。

さて、私は床屋にロマンを感じた男だ。大学生のころからおしゃれに目覚めた俺は、床屋を卒業してから美容院に通うようになった。なんたってお洒落さんだからね。

 

 

嘘です。大学二年までは金がなかったので床屋通いでした。嘘をつきました。でも、なんだかんだで髪を染めることとか髪をまくこととかワックスを付けるなど今更ながらおしゃれに目覚めた僕は無事美容院に行くようになったのです。

 

けど先日、ふとあの床屋特有のカミソリで髭を剃るスリリングな感じが忘れられなくなり、ついつい床屋に足を運んでしまいました。小学生のころから通い続けていた地元のあるお店です。

店内に5,6年ぶりに入ったんですけど、あまりの皮ってなさに少し感動してしまいました。店員さんも変わらずで懐かしい感じ。あのトイレ小さい頃入ったなぁとか、そういえばア多くの通路から僕より少し小さいくらいのお子さんが顔を出してたよなぁとか今どれくらい大きくなったんだろうと思って時の流れを感じました。

思えばこの床屋にはいろいろな思い出があるなぁ。小学生の頃にストリート系にあこがれようとしていた僕は「髪を短く」ってお願いしたところデコを全力で出されて隠せない前髪を手で隠しながら兄弟に大爆笑されたり、ハリウッドスターにあこがれた中学生時代に後ろ髪だけでも伸ばそうと思って後ろ切らないでくださいって言ったら、稀にみる稀代の天才イリュージョニスト(43)みたいになったりと苦い思い出も詰まっています。

あの店員さんに当たると髪洗うときに死ぬほど頭皮が痛くて、その人に限って「痛いところはないですか?」とか「かゆいところはないですか?」って聞いてこないのかい!とか思うこともしばしば。

僕は髪の毛が死ぬほど直毛なのですけど、髪の切り方を失敗するともれなく朝がスーパーサイヤ人になります。店員さんによって次の日の髪のはね具合が違うので、全くはねない店員さんのことを”スぺシャリスト”と呼んでいたのはここだけの話です。

 

あぁ、いろいろと思い出すなぁと思って席について私は「結構短くお願いします。あと2ブロックで。」とお願いしました。

ああああああ

やっぱりこの椅子も懐かしいなぁぁぁ。小さい頃は大きく感じたけど大人になるとこんな感じなんだぁ。めっちゃ懐かしい

とか思っていたらいつの間にか寝てしまいました。恐るべし床屋の魔力。美容院ではそうそう寝ることが無いのに安心感がダンチですね。

 

しかしながら今回の目的はカミソリの体験。このために来たのですので、なんとか時間に合わせて起きることができました。いやぁ危なかった。何しに来たかわからなくなってしまうものね。

 

そして始まる髭剃り。そうそうそう!このサイドの部分も剃ってくれる感じ!たまらないよね!この肌が負けるか、髭が負けるかの感覚たまらなぁぁぁい。こういうのを求めていたんだよ。最近の髭剃りじゃ電動を使ってしまうので安全に剃れてしまうのですよね。やっぱり髭剃りってこれじゃないと(自分でやるとケガするのでできない)

 

いあやぁ満足、満足。久しぶりにいい気持ちになれたなぁ。

 

店員さんんみ「じゃあこれで終わります」って言われて帰ろうとしたんですけど、僕一つ思い出したんですよね。

。小学生の頃にストリート系にあこがれようとしていた僕は「髪を短く」ってお願いしたところデコを全力で出されて隠せない前髪を手で隠しながら兄弟に大爆笑されたり、

僕は2ブロックでお願いしたんですよ。短めの。

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???

おぼっちゃま??

なんで後ろも刈り上げちゃってる???

あれ?おかしい。あれ???

 

 

まさかの子供時代にタイムスリップしてしまった感覚でした。びっくり。

僕は今日から前髪と後ろ髪を手で隠しながら外を歩きたいと思います

 

 

その夜の飲み会ではめちゃくちゃひりひりとする口周りを寂しく抑えながら一夜を過ごしましたとさ・・・・