イタリア行きたい。

おおよそ誰の役に立たないブログを書いています。

街コンの惨敗と僕

街コンに惨敗した

 いや、結果はわかっていた。やる前から負けていた。そんなことは知っている。

 

GW明けのブログ更新でさらっと流したが、人生初の街コンに参加した。平成最後の休日だった。私は、平成最後くらいなにか新しいことをやってみようと思い、街コンに参加することにしたのだ。もちろん参加するのであれば、適当なものを選ぶわけにはいかない。適当に申し込んで、適当に参加して「ダメでしたー」なんて、面白くもないし、お金と時間の無駄。そうはならないように街コンを選んだ。

まず街コン選びのポイントは、「話しやすさ」と「参加人数」だ。常時開催型のものは正直参加人数に不安があったため、敬遠させてもらった。また、BBQ型などの立ち話をするタイプのものも、こちらから話しかけに行くというハードルの高さがつきもののため、今回は候補から外した。(なお、これは後からそのタイプに参加した友達から聞いた話であったが、やはり会話はなかなか続かずイケメンと美女に群がるだけのパーティーになったそうだ)

ちょうど、GW限定企画のものがあったのでそちらに申し込むことにした。参加人数も80人突破と宣伝が出ており、保証されていると思ったので申し込むことにした。今回参加するにあたって、一人は心細かったので、以前から約束していた友人を道連れすることにした。しかし、考えが甘かった。結果として俺は一人で参加することとなったのだ。まぁ断った友人を責めるのも馬鹿らしいし、恋愛というものは男女一人ずつでやるものだ。友達は関係ない。と自分に言い聞かせ、腹をくくって参加することにした。

 

絶対に失敗したくない、という思いが強かった俺は万全の体制を立てた。まず俺には服選びのセンスがない。なので、服選びを兄弟に任せた。これは結論的に言うと、結局自分で選んだ。服を渡して言われた一言は、「お前ろくな服持ってないからコーディネート無理」。割と許せなかった。なので自分で服を選んで参加。着飾らず、肉体のラインがわかる程度のニットシャツに軽めのスポーツジャケット?、ジーパンという無難な格好で参加することに。

 

遅刻する訳にはいかないと思い、少し早めに家を出たら会場に受付時間の30分前についてしまった。街コンの”ま”の字の準備もされていなかったので、近隣を散歩して、神社を見つけた。神社で必勝祈願をした。もうここまで来たらお分かりだろう。この男かなり緊張して入れ込んでいる。受付時間までまだまだ時間があったので、学生時代から幾多の街コンに参加している俺と同じ苗字の女子にアドバイスをもらった。

「街コンはお気に入りの人と出会える確率低いからさほど期待せずに行って。んで連絡先は交換しといて今度それで合コンしよ、くらいな意気込みくらいでいいんじゃない」(原文ママ

気負う必要はなくなったなと思ったが、いま思い返してみると「今度合コンしよ」ってかなりハードルが高くないだろうか、どこの馬の骨ともわからん奴らと合コンしたいか?いや、まぁ学生時代はどこの馬の骨ともわからん合コンをしたこともあったけれども、ハードルが高い。まぁいいや。

 

会場に行くと、俺と同じように早く来てしまった一人参加の男性が3人入っていた。彼らも僕と”同じ”なんだろうなと思った。近くにいた男性と楽しく話しながら時間を過ごしていたら、次に二人組の男性が何組か入ってくるようになった。僕の近くの席に座ったため、緊張を紛らわすために話しかけた。

 

 

シカトされた。

 

そんなことある?さっきまで話しかけた男性とまた話したい。とついつい逃げ腰になってしまった。しばらくすると、僕の完全に隣の席に男性二人が座った。鉄道関係の現場監督の二人組だそうだ。大学の友達で一緒に参加したとのこと。

ここで今回の街コンの流れが大体読めた。1人参加の男性と2人参加の男性の3人ペアで2人ペアの女性と話すという形みたいだった。やはり、街コン。女性の方が少ないというのが明らかであった。ってか男性側めっちゃぎゅうぎゅう詰め。9人掛けのソファに12人くらい座っていた。ふざけてんの?

相棒になった二人とはかなり仲良くなれた。とても話しやすかった。しかし、いろいろな女性と話しているうちにだんだんと気持ちが重くなっていった。

私は恥ずかしながら、公務員だ。腐っても公務員。ある程度の職業的な安定男子の称号を持っているつもりだった。しかし、残業代がつかないのだ。残業代がついているその相棒2人の収入は僕の月収の1.5倍ほどもらっていた。こんなところで、仕事への不満が露呈するとは思わなかった。

参加している女性はほとんどが看護師か保育士だった。は?職業限定街コンでもしてるのか?正直、一般企業に勤めているOLとかとも街コンしたかった。いや、看護師とか保育士が嫌なわけじゃないんだ。けど、もっと広い職業の人たちと交流したかった。

わがままを言うなれば、いろんな勉強分野の話が聞きたかった(割と気持ち悪い)

僕のモチベはみるみるうちに下がっていった。そうか街コンというのはこういう場所なのか。看護師の人と合コンを組んでも看護師としか合コンできない。俺の偏見ブレインはそういって聞かなかった。

 

いつの間にか会が終了していた。その日、全員とLINE交換はしたが、誰ともメッセージは交換しなかった。*1誰よりも仲良くなった相棒の2人と飲み屋の町に消えていった。

そして、夏休みに、一緒に飛田新地(風俗街)の青春通りでいい思いをしようなと約束を立てた。今度彼のCX-Vに乗って大阪まで行ってこようと思う。その行事が楽しみだ。

 

街コンの成果

・男同士の熱い友情

飛田新地への片道チケット

・敗北感

マッチングアプリに登録する決意

*1:正直言うと、一人にメッセージを送ったが返ってこなかった。