イタリア行きたい。

おおよそ誰の役に立たないブログを書いています。

僕のillustratorは死んだのでinkscapeに乗り換えた。

大学時代に愛用していたillustratorが使えない。

 生協パソコンが死んだって話が最近話題っていうか、この時期になるとSNSをめぐってくる。僕の生協パソコンも大学卒業と同時に死んだ。

使い方が悪かったというよりは、スペックを大きく上回る使い方で酷使していたことが原因にあげられる。サークルではillustratorCS6を使い高負荷をかけ、卒業研究では1万×1万×1万の計算をさせて36時間計算させ続けたこともあった。

 案の定自らのスペックを大きく上回る負荷をかけられた私の生協PCは壊れた。それに伴い新しくMacbookに乗り換えた。しかし、大学時代の馬鹿な私をぶん殴りたいが、adobe関連のシリアルコードの書かれた紙を一式すべて失くしてしまった。Adobeに問い合わせたが、やはり復元は難しいそうだ。新しくillustratorを買おうと思ったが、私が3年の時にCSは生産を終了しており、CCへの移行が始まっていて月額へと切り替わってしまっていた。どこかのサイトでCSの海賊版を買おうと思ったが少し怖いのでやめた。私はillustratorを失ったのだ。享年4歳のことであった。

 とはいってもそこまで困ることもなく、仕事の関係上、使うことになっても相当気分が乗ったときだけだし、たいていのことはパワーポイントでできる。と思っていたが、上司から、ロゴのデザインなどのデザイン業を引き受ける羽目になってしまった。学生時代の作成物を見せてしまったのが運の尽きだった。割と私もデザインするのは好きで乗り気だったが、パワーポイントで作れるか?普通?仕方なく、illustratorの無料体験版で食いつなぐことにした。しかし、それで乗り切れたのも一年目のみ。すでにCC,CS5,CS6,CS4の体験版を使い切ってしまいもう後がない。

そこで、代替となるフリーソフトを探した。で、見つけたのがinkscapeだ。

ぶっちゃけ操作性でいうとillustratorが百倍いい。使い慣れているのもあるが、オブジェクトの選択からの操作性が抜群。本当にillustratorが優れたソフトだったと再認識する羽目となった。inkscapeは画面が見づらいこともあるし、メニューがどこにあるかも慣れてからもわからない。あと、効果などの変更をかけるとき、リアルタイムでパスが変化してくれず、効果を確定しないと変化が見られない。不満はまぁあるが、使用感に問題はない。

学生時代illustratorの機能の6割程度しか使えていなかったため、機能性としてはinkscapeも変わらなかった。そもそもメッシュツールとかほとんど使ったことはなかった。機能面で不安があるとすれば、大好きなライブペイントツールがないことや、超便利なトレース機能が簡略化パスにできないこと、失って気付く遠近ツールの便利さ。しかしまぁ、パスファインダーの機能とかは無事使えてるし、簡単なロゴを作成するうえでは全く困っていないので今はinkscapeを愛用している。

無料であるという点を加味すれば全然illustratorの代わりで使えてしまうというのが使ってみての感想である。

 

Draw Freely | Inkscape